『庶民♀♂御曹司』



「こちらの方は?」


低い声で口を開いた


「光芽も目をつけたか?
ここのナンバー1の華香だよ」


私はなるべく目を合わさないように、お辞儀をした。


バレることが無いと

自信がある!


でも・・・

昔よりも

本当に冷たく、凍ったような瞳に

私は怯えた。



「では華香。
じゃーな」


「・・・はい!
ありがとうございました」


決まり文句の一部が抜けた気がする

だけど・・・

そんなことよりも


逃げなきゃ!


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