『庶民♀♂御曹司』


みんなほどよく酒が回った頃だろう。


そろそろお終いだな。


「光芽。今日こそ抱いてくれるんでしょう?」


目の前には世の男性約95%美人と言うだろう人。


「今日は止めときますよ。
ってかこれからも」


「今日は止めとくなんて言ってるけど・・・一度も私を抱いてくれた事なんて無いじゃない」


「俺はあなたを見てもなんとも思いませんから」


「そう。じゃ。さようなら・・・」


「さようなら」


俺は確かに性欲処理を女とやっている。


しかし、興味の無い女とは一切しない。


本当に旨そうな身体だけ・・・


「あいつ平気かな・・・」


そう呟くと、俺は無意識のうちに走り出していて

タクシーにのっていた。


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