さようなら【短】



結が榊原先輩の元に行くとやっぱり結は、頬を赤らめた。


手を自然に繋ぎ自然に歩く2人。
2人は、誰が見てもカップルに見えるだろう。


そんな光景を見ているとヒシヒシと俺の心が痛み出す。
見なきゃ良いだろって思うかもしれないけど見てしまう俺。


こんな時だけカッコいい俺でいたいから見ていたいんだ。
馬鹿でしょ。笑


俺が今結のためにできる事ってそれぐらいしかできないから。



頑張れ。


仲良く歩く2人の背中にそう呟いた



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