隣の狼にご注意を♥
もうっ!! なんなのぉ!?
あっちから言ってきたくせに!
自己中な慧吾にムカつきながらも、
壁に背に座り込む。
せっかくだから、苺ミルク
食べようかな。
可愛い袋をカサカサと開けて、
苺の形をした飴が顔を出した。
こんな飴初めて見たなぁ。
どこの飴だろ?
そんなことを考えながら、
苺ミルクを口に放り込む。
「あまっ―――」
でも、おいしい。
苺ミルクって初恋の味って
感じするよね。
いつもはミルクで、時々苺が顔を出す。
甘酸っぱくて、おいしい……。
そういえば、あたしの初恋って
どんなんだったっけ?
ヤバイ…、なんか眠くなって……
きちゃった―――……。