隣の狼にご注意を♥



「それにしても、あの慧吾が、
 面白がってるなんてね…。
 いつもなら全然相手にしないのに」









「えっ…?
 そうなの?」








「そうよ。
 女なんか、体のとき以外
 そっけなくあしらってるもん」












そうだったのか。
じゃあなんで今回は
絡んできたんだろう…?








「よっぽどしいが気に入ったみたいね」









あたしの思ってることが
分かったのか、にこっと笑う。






「そ、そんなこと……。
 あるわけないと思うけどな…」







「しい可愛いんだから、
 もっと自分をアピールしないとっ」







「はぁ……」








あこちゃんの言葉に、
興味のない感じで返事をする。




あたしが可愛いなんて、
この地球が終わってもない。








ってか、人のことを可愛いって
言う前に、自分の顔見た方が
良いと思うのはあたしだけ?


























< 60 / 124 >

この作品をシェア

pagetop