隣の狼にご注意を♥
「それにしても、あの慧吾が、
面白がってるなんてね…。
いつもなら全然相手にしないのに」
「えっ…?
そうなの?」
「そうよ。
女なんか、体のとき以外
そっけなくあしらってるもん」
そうだったのか。
じゃあなんで今回は
絡んできたんだろう…?
「よっぽどしいが気に入ったみたいね」
あたしの思ってることが
分かったのか、にこっと笑う。
「そ、そんなこと……。
あるわけないと思うけどな…」
「しい可愛いんだから、
もっと自分をアピールしないとっ」
「はぁ……」
あこちゃんの言葉に、
興味のない感じで返事をする。
あたしが可愛いなんて、
この地球が終わってもない。
ってか、人のことを可愛いって
言う前に、自分の顔見た方が
良いと思うのはあたしだけ?