隣の狼にご注意を♥
「え? でも…」
「何勝手なこと言ってんだよ。
ここは俺の部屋だろ。
それにもう用はすんだ」
「何かてぇーこと言ってんだよ。
ちょっとくらいいいじゃんか!
俺も黒川さんと話したいしさ」
さっきまで殴られてたのに、
パァ―っと明るい笑顔で話す。
この人バカなのか?
それともドM?
「な? いいだろ?」
少し上目遣いで頼む男の子。
そんなんで川崎くんが良いって
言うわけな……
「…勝手にしろ」
……えっ!!?
良いの!?
上目づかいはOKなの!?
予想外の展開に、
戸惑いを隠せない。
そんなあたしをよそに、
OKをもらった男の子はやったぁ―!
と超喜んでいる。