―好き過ぎて―




「俺と別れるとか、ふざけたこと言ってんじゃねぇ」

いきなり口調が変わった彼に、驚く彼女。

「今度そんなこと言ったら輪す」


――ドクン


彼女の心臓が一瞬跳ねた。

そして、息を呑み

「友なんか嫌い」

「あ?」

「なんでもない。それより放してよ!あたし、用があるんだから」





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