―好き過ぎて―




「佐野くん、明日もどう?」

この女、随分と溜まってんだな。

「教師と関係持つとかダルいんですけど。バレたらヤバいですから。先生もクビじゃないですか?」

クスリと笑うと、目の前の顔が歪んだ。

それが面白くて

「それでも、俺と関係持つの?先生」

冷めた目で見やれば

「……えぇ」

「ふーん。俺はイヤだ。女は一回限りでいーんだよ。じゃあね、先生」

そう言って、その場を後にした。




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