闇夜ー女嫌い、男嫌い
玲奈が小声で聞いてきた。
「知ってるとゆうか…いろいろあって…」
「ふーん。後で教えてもらうわよ」
玲奈がニヤリと笑った。
「あれから、俺がどんな目に遭ったか!!」
「俺まで巻き沿いにされたし」
見たことない顔がひとつ。
あぁ、そうか。
1人はアイツで見えなかったんだ。
「玲奈、ここは逃げよう」
「なんで?…わかったわ」
「「いっせーのーで!!」
あたしは生徒手帳を落としたことなんて気づいてなかった。