闇夜ー女嫌い、男嫌い
コイツの喋り方がムカツク。
今はちゃんと頭が働いてる…つまり冷静って事。
あの時は理性を失ってたから触ってても大丈夫だった。
けど…今は普通だし。
だから、余計に敏感になって、今は一刻も早くも離してほしい。
ずっと無言でいたせいかまた話しかけられる羽目になった。
「俺の話スルーなわけ?俺、はじめてかも…」
「だから、離せって言ってんだろうが」
「そんなに怒らなくてもさっ?可愛い顔が台無しだよ?」
そう言ってあたしに手を伸ばしてくる。
あたしはその手を払いのけた。
「俺、まぢで傷ついた~」
「うぜぇんだけど。その手、離せよ」
チラッと見えたんだがどうやら男は1人ではないらしい。