BLACK MAN
全員は上を見上げた。
「何ですか、あの黄色い光は…。」
慶縞が言うと、牧林は第一倉庫から慌てて飛び出した。
「どうした牧林。…そんなに慌てて。」
慶縞が牧林を追い掛けながら言った。
「……あの光が、さっき言っていた《未知生物ブラッド》だったらどうするんだ!?」
牧林が第一倉庫の前にしゃがみ込んだ。
「大丈夫か、牧林。……!」
学者は天井を見て驚いた。
「……黄色い光が消えている!」
研究員は周りを見たが、何も無かった。
「黄色い光、何処にも無いぞ!」
その時だった。慶縞の様子がおかしくなったのは。
「……慶縞、どうしたんだ。」
牧林が言ったが、その時には慶縞は倒れいた。