僕らの妹

『…っ……ック…』

「泣き虫…」

『…ヒック……ッ…』

柚夏の頬を
つたう
涙を
人差し指で
拭う。

「泣くな。」

『…ック…だ…って…』

「愛してるよ。
柚夏。


一生。何があっても。」

『…ゆ…ッ…う…ヒック

わた…し…っ…
ずっ……ック…と
そ…ッ…ばに
いら…れ…な…い
ん………だ…よ?』



















「だから?」


ずっとなんて
望まない。

永遠なんて
無いって
知ってる。

それでも
俺は
柚夏が好きで
愛してるに
代わりはない。


短い時間でも
構わない。


「ただ
好きだから。

離れていても
会えなくても

愛してるから。


俺と一緒に
いてください。」




愛してるよ。
柚夏…





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