僕らの妹
『……っ…佑っ…!』
俺の胸に
飛び込んで来た
柚夏。
柚夏の
腰に腕を回すと
前より
いっそう 細くなった
ウエスト。
「飯、食ってる?」
『い…ま
っ…関 係…
ないっ…で しょ?』
「心配だからだろ」
『大 丈夫 だ よ。
ね ぇ…
佑?』
「ん?」
『だい す き』
「俺は
愛してる」
『わた し も。
ずっ と
一 緒 に
い たい。
…死 に たく
な い』
一度 泣き止んだ
瞳から
また 涙が
溢れはじめる
柚夏。
「大丈夫だから。」
何にも
してやれない。
ただ
抱きしめて
頭を撫でて
慰める事しか
出来ない
歯がゆさ。
ごめんな。
代われるなら
代わってやりてぇよ。
こんな
辛い思いを
この小さな体で
感じて……。
代わってやれなくて
ごめんな。
なにも
してやれなくて
ごめんな。