きみは、運命の人?



キ、キス!?


別れを告げられた時と同じくらい、衝撃を受ける。


何で…?


「もう。蒼司ってば」


はにかみながら、女の子は蒼司に手を振ると、こっちへ向かってきた。


とっさに背中を向けたけれど、すれ違い様に匂ってきた香りは、



蒼司と同じ香りだった。


何で、何で蒼司の香りが、女の子からするの?




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