きみは、運命の人?



「そして…。足を滑らした高志は、川に落ちたんです」


高志って、蒼司のお兄ちゃんが!?


「でも、その時、誰も気付かなかった。人数が多過ぎて、自分たちの殴り合いに気を取られて…」


「だから、シンさんも気が付かなかったんだ?」


私の言葉に、シンさんは黙って頷く。





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