きみは、運命の人?



「だから、シンさんから華月のメンバーが、オレたちに恨みを持っているって聞いて、驚きました」


ヒサシは、少しだけ笑うと、私を優しく見た。


「うちの今の総長が、華月のメンバーに話しをしに行ってます」


「えっ?ほ、本当?」


「はい。一馬さんが可愛がってくれてた人です」

そっか…。


お兄ちゃんが可愛がっていた後輩たち…。


確実に、時間は過ぎて行ったんだね。




< 157 / 192 >

この作品をシェア

pagetop