きみは、運命の人?



「うん。オレもそう思うよ。そのお陰で、真実も分かったし」


お互い、一緒にそれぞれの墓前を参る。


蒼司は、あの日に、華月を脱退した。


“もう、いる意味はないから”


だって。


「オレさ、里桜と別れる時、一つ言えなかった言葉があるんだ」




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