きみは、運命の人?



ドキドキするくらい、筋肉のついた体。


「そんなに見るなよ。恥ずかしいじゃん」


照れ臭そうな顔で、蒼司は私に言った。


そっと手を胸に当てると、温もりを感じる。


蒼司の温もり…。


「蒼司の心臓も、ドキドキしてるね」


「してるよ…。だって、里桜を抱けるかと思うと、ドキドキする」




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