CHERRy
third.flower
「珍しいねー加奈が遅刻!なんて」
「だよね、自分でもビックリ…」
目の前には"親友"とも呼べる結城 七菜(ユウキ ナナ)
「どうしたの?」
「や、…まぁ」
「ふふーん♪恋愛相談所が恋愛でお悩み、ねっ」
「七菜!そんな事一言も言ってー」
「うんうん、任せなさいっ!」
「七菜…?」
「今日の恋愛相談は七菜が受けて参りましょっ!
悩みを七菜に相談するのは、加奈♪」
「えっ?」
「放課後、残っててねー?」
「七菜ーっ?」
「授業始まるからねっ、また放課後ー♪」
無理やりに決められたことよりも、私のちょっとした変化に気付いてくれる七菜が嬉しくもあり、いつもは相談を受けるのに、相談するということに照れていた。
…こんなの柄じゃなーいっ!