CHERRy


「私も好き…ヒロちゃんの事、好き…」



「んじゃ、もっかいな?」

言った後すぐ、もう一度ヒロちゃんの唇によって私の唇は塞がれる。


チュッチュッと口内を犯していく。
不意に漏れる甘い声。


この人が好きだと感じれる瞬間。


甘い甘いキスを交わす。



「加奈の顔、ヤラシーっ」


「んなっ//ヒロちゃんよりはましだっ!」


「まぁいいけどな、男は皆そういうもんだから。」



「開き直るなーっ!!」


「これからもよろしく、俺のかーのじょ♪」


ソッと引き寄せられ、チュッと音を立てたワザとらしい3度目のキス。



私はこの人に2度目の恋を、いや…

本当の初恋を、本当の恋をする。


忘れられない恋をする。
< 41 / 71 >

この作品をシェア

pagetop