CHERRy
「一緒に片付けたら早いでしょ?」
「手伝ってくれる?」
「当たり前♪」
…何て軽々しく言ったけど、思ったより荷物は多くて、と…いうか、片付ける物の場所にケチつけて、中々進まない。
「それはそこー」
「はーい」
このラックはここっと…
「これはー?」
「あ、それはそこ!」
「ここ?」
「違う!その横!」
「はーい…」
正直、こんなにも疲れるなんて思わなかった。
「おー!ありがとうな!加奈」
「どういたしまして……」
つ、疲れた…
意外にもヒロちゃんは綺麗好きなことがよーく分かった…
「…よし、新居で初チューだぁっ」
「ヒロちゃんのバカーっ!」