CHERRy
「ありがと、ヒロちゃん…」
「どういたしまして…♪」
"俺にはそれくらいしか出来ねぇから"そう言って抱きしめてくれた。
「あったかい……」
「だな…」
「…うん」
「加奈、バツはまた明日な?」
「……」
バツからは逃げられないみたい…
「もう、遅いから…
シスコン兄貴がうっさいだろ?」
「…分かった、しょうがないよね。」
あのシスコン兄貴にはどうしようもないからね
まだまだ先があるからね。
今日だけじゃないから。
ヒロちゃんとしていく恋愛はきっと忘れられない一生の恋。
どうにもならないほど、
「んじゃ、おやすみ」
チュッ…
「お、やすみ//」
あなたに溺れる―…