恋ウタ ~恋する歌子~
…え。
「なに?どうしたの?」
「年下って生意気じゃない?
なんかナルシストっていうか…超いばってるし、考えてる事ガキだし」
…。ま…まぁ何となくわかるけど。
あたしは苦笑いする
そんなあたしにあんずは続けた。
「…特に中二、三年の男は…ちょっと。」
グサッ
ちょうど中三なんだけど…
しばらくうなり、
あたしは思い切って口を開いた。
「実はあたし、好きな人中三にいるんだよね…。」
・ ・ ・ 。
しばらくの沈黙。
「…え゛ー!!」
叫ぶあんずにあたしは、 テヘ、と笑う。
「ウソでしょー!?ってか中三って…。
それに今日転入してきたのにもういるの!?」
いろんな意味で驚くあんずにあたしは、
口元を上げて事の成り行きを話した。