恋ウタ ~恋する歌子~
第二章 一途な気持ち
小宮山優という男
――次の日。
昨日、帰りは結局
お母さんに迎えに
来てもらい
超詳しくかかれた
学校までの行き方の紙ももらった。
…フラれたことに
多少傷ついてるのもあり
やっぱり翔生に会うかもしれないと考えると
気まずかった。
――…
「えぇーー!?!?」
数日たった頃、
やっとのコトであの日の事を話すと
案の定、あんずに叫ばれたあたし。
しーっと人差し指を
口元にやると
あたしは話した。
「フラれたけど。
…でも頑張るんだ♪」
「いやいやいや!
そんなのはいいけどさぁー…。
好きになったその日に告るって…すごいね歌子」
あんずは
ハァー…と息を吐いた。
あたしは
そうかなぁ…と
首を傾げる。