恋ウタ ~恋する歌子~
…まぁ、他の人からしたら軽い奴って
思われるかもしれないけど、あたしは本気だし
…いいよね、うん。
あたしは一人うなづく。
「…それより、
問題は翔生って奴の方だよね。
告っちゃったなら…気まづいでしょ」
あんずは
苦いゴーヤを丸ごと二本食べさせられたかの
ような顔をして言った。
「うん。でも一つ考えたんだ。」
「え!?なにを?」
驚くあんずに
ニヘッと笑う。
「これから
学校の行き帰りは一緒に行く!」
そう。これが昨日の夜、悩んでなやんで…
悩みまくった挙げ句の
あたしの答え。
これなら別に話せなくても側にいれるし、
いつでも
話しかけれるから
いいでしょ?