ずっと約束だよ
「はぁ・・・・悪りぃ。遅くなった。」

「遅せぇよ」

「ごめん。買い物してた。」
秀汰は、翔哉に買った物を渡すと、あたしの方に近づいてきた。

「よっ!やっぱ、来てたんだ。」

秀汰は、相変わらず可愛い笑顔で言った。

その笑顔に、ドキドキするあたし。

「う、うん。」

「彩乃ちゃんさぁ、緊張し過ぎだよ。」

秀汰は、隣に座りながら言った。

「年とか、気にしてる?」

「えっ?」

そう言えば、あたし秀汰君の年知らなかったんだよね何歳何だろう?

「俺、こう見えても二十歳だから!彩乃ちゃんより、3個年上だけど、マヂでタメ口でいいからな!」

「・・・二十歳?!」

「おう。」

嘘!そんな、年上なの?1個ぐらいだと、思った・・・

「何?もっと老けて見えんの?」

「いや、もっと若いと思ったよ!」

「また、そうやって照れるような事、言うんだから」
秀汰は、照れ笑いしていた

「思った事言っただけだよ」
「ふっ、ありがとな。」

あたしは、ふと視線を感じ翔哉の方を、見た。すると、翔哉がニヤニヤしながら見ていた。

「お前ら、何イチャイチャしとんねん!」

「っなぁ、俺とも話しようぜ!」

秀汰以外のバイトの先輩が、言った。
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