ずっと約束だよ
「俺、亮!年は、二十歳だから!気軽に話てな!」

茶髪に眼鏡をかけているお兄さん系の亮さん。

「俺はぁー、慶大。年は、19歳。見た目引くと思うけど、普通だからな。宜しくな!」

金髪に、口ピアスをしていて、あきらかにギャル男系の慶大。

「よ、宜しくね?」

あたしは、戸惑いながら言った。

「お前ら、怖えぇし。彩乃ちゃん戸惑ってんぢゃん!」

「つか、秀汰と彩乃ちゃんってどう言う関係?」

亮さんが、チューハイを飲みながら聞いてきた。

「・・・・あた・・・」

「友達だし」

あたしが、話終わる前に秀汰が言った。

「ふぅーん。」

友達・・・・なんか、嬉しかった。秀汰君の中に少しでも、あたしが居るんだって思って。

ヤバい!あたし、完全に好きになってる。

「あっ、翔哉!チューハイ取って。」

亮さんと慶大は、翔哉の方へ戻っていた。

「何なの、あいつら」

「面白い人だね。」

「んまぁな。」

秀汰は、そう言うと翔哉の方を一瞬見て、小声で言ってきた。

「抜け出さねぇ?」

「えっ?」

「俺、車だし。どっか、行こうぜ!」

秀汰は、笑顔で鍵を取り出した。

思っても居ない言葉に、あたしは、素で驚いた。

でも・・・
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