ずっと約束だよ
「別に、何でもないよ。ただ送ってもらっただけだし。」

「もう、いきなり帰るからどーしたのかなって思ったよぉ。いつの間にか、女子一人になってたし!」

怒っている、真央。

「ごめん。ちゃんと、言えば良かったよね?」

「ま、慶大に送ってもらったけどぉ。」

「えっ?まさか、」

真央なら、初対面の人と付き合う可能性がかなりある。

「んな、訳無いじゃん!みんな、かっこいいけどぉ。誰とも、付き合ってないよ。つか、あたしそんな軽いイメージなの?」

「いや、違くて・・・」

「まっ、否定はできないけどぉ。・・・・つか、彩乃は?好きなの?」

「好きなのかな?」

「あたし、てっきり付き合ってるのかと思った。」

「つ、付き合ってないよ。」
真央の質問に、あたしは、噛みながら答えた。

「今日初対面だったんだよね?」

「ううん。三回目」

「何で?」

あたしは、秀汰に初めて会った時の事、さっきの事全て話した。

「だから、初対面じゃないんだ。」

「そうだったんだ。なんかいいね、そう言うの。憧れるよぉ。」

「な、何で?」

「運命って感じするから」

「・・・・運命かぁ。」

「好きなら、頑張ってね。応援してるから。」
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