ずっと約束だよ
「うん。なんか、進展あったら、連絡するから」

「はいよー。じゃ、おやすみぃ」

「うん。おやすみ」

真央、ふっきたんだ。

あたしは、携帯を閉じ、ベッドにもぐり込んだ。


この時は、まだあんな事になるなんて、思ってもいなかった。秀汰の事で、涙を流すなんて思ってなかったよ。バイクに引かれそうになって、秀汰と出逢って・・・・・・あたし、なんか運命感じてたんだ。でも、別の運命だったんだね。


あっという間に冬休みは終わり、今日から学校が始まる。冬休み中何度か秀汰たちと遊んだりし、あたしと秀汰は結構仲良くなっていった。

昨日の夜、携帯をいじっていたあたしは、一夜過ごしてしまい、眠気と戦いながら学校に行った。

学校に着くと、・・・自分の上靴がない!?

まただ・・・・

去年から、始まった嫌がらせ。原因は、わかってる。
学年1イケメンでもてる、翔哉と、仲良いからだ。

きっと、翔哉に思いを寄せる人がやったんだろう。

くつばこの前で立ち尽くしているのと、翔哉がやってきた。

「おっ!おはよっ!」

「お、おはよ!」

翔哉には、隠された事をばれたくない。あたしは、自分のくつばこの前で、ニコニコ笑っていた。
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