ずっと約束だよ
「はい。すいません。」

あたしは、軽く謝ると席についた。

「おい!嘘ついたやろ?」

翔哉が、心配そうに聞いてきた。

「・・・・うん。」

「・・・嘘、下手すぎやし。」

翔哉は、それだけ言うと、話かけて来なかった。


翔哉と、話さなくなって1週間たった。

あたしは、きまづいながらも、学校に通っていた。

何で、こんな事になっちゃったんだろう。今まで、喧嘩なんてした事無かったのに。もう、前みたいに馬鹿やったり出来ないのかな。
あたしは、放課後、誰も居ない教室で、一人窓から空を見上げながら考えていた

高校入学してから、いつも遊んでた翔哉。たまに、学校さぼって、ゲーセン行ったりして・・・・スゴい楽しかったんだよ?

「はぁ・・・・」

♪〜

すると、突然メールが届いた。

 ピッ

メールの相手は、秀汰だった。

<今、何処に居んの?>

<学校だよ!>

<俺、今校門の前に居るから来て。>

「えっ?校門?」

あたしは、目線を下に下ろした。

・・・・校門の前には、秀汰らしき人が、立っていた。

<すぐ、行くね。>

あたしは、携帯を閉じ、教室を勢いよく飛び出した。
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