ずっと約束だよ
30分ぐらい車に、揺られて、やっと目的地に着いたみたいだ。

「時間的に、丁度いいな。彩乃ちゃん、降りていいよ」

あたしは、車から降りた。すると、目の前には、綺麗な夜景が広がっていた。

「うわぁ、すんごい綺麗・・・・」

「ここは、俺だけの絶景ポイントなんだぜ。でも、どうしても彩乃ちゃんに、見せたかったんだ。」

秀汰は、あたしを見ながら微笑んだ。

「・・・・・・・・・」

あたしは、いつの間にか涙を、流していた。

「何泣いてんだよ!」

「ごめん・・・・・」

「・・・・泣きたい時は、泣けばいいよ。我慢する事ねぇし。友達として、俺が傍に居てやるし」

秀汰は、照れながら言った。

「・・・グスッ・・・うん・・・」

自分でも、この涙が何の涙か分かんなかった。

泣いてるあたしを、見ながら秀汰が、話続けた。

「あのさ、そのままでいいから、聞いてな?」

あたしは、涙を拭きながら頷いた。

「翔哉の事何だけど。」

やっぱり、翔哉の事かぁ。
「俺さ、翔哉に相談されてたんだ。彩乃ちゃんの事・・・・」

あたしの事?何で、翔哉が秀汰君に?

「あいつ、なんか俺に隠してるって・・・・」
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