ずっと約束だよ
目の前で、急ブレイキをかけ、ギリギリ止まるバイク
あたしは、その場で棒立ちになっていた。

・・・・心臓がバクバクしている。

彼は、急いでバイクから降り、心配そうに聞いてきた
「だ、大丈夫?」

「・・・・だ・・い、丈夫で、です」

あたしは、噛みながら言った。

「マヂで?良かったぁ〜。事故ったかと思ったし」

安心したのか、彼は笑顔で言った。

あたしは、彼の笑顔を見て我に返った。

「あ、あの・・・・すいませんでした。き、気づかなくて・・・・」

あたしは、相変わらず噛みながら言った。

「俺も気づかなかったし、まっ、お互い様?」

彼は、ニカッと笑いながら言った。

彼の笑顔にあたしは、ドキドキしていた。

ドキドキ・・・・ドキドキ・・・
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