ずっと約束だよ

あたしは････抱き締められたまま、秀汰に聞いた。

｢ねぇ、本当にあたしなんかでいいの？｣

｢･･･おぅ。彩乃がいい･･｣

秀汰は、あまい声で言った。

あたしは、ドキドキが止まらなくなった。

大好きな人に、告白されて････しかも、今腕の中に居る。

こんな事になるなんて夢にも、思って居なかったよ。
｢･･･寒みィな。車に、戻るか。｣

沈黙の中、秀汰が言った。

｢うん｣

ゆっくりと、二人の体が離れる。

ドキドキ･･･

顔が、真っ赤になっているあたしに、秀汰は笑顔で頭を、撫でてくれた。

余計ドキドキしちゃうよ。
二人以外に、誰も居なくて空には、無数の星が光ってって･････ロマンチック過ぎだよぉ。

車に、戻るとあたしは照れくさくて、秀汰の顔を見れなかった。

｢マヂで、照れ屋だな。ま、そこも可愛いけどな。｣

そんな、あたしを見て笑いながら、秀汰が言った。

｢だってぇ････信じられないんだもん。秀汰君が、今日からあたしの彼氏なんて････｣

｢マヂで？でも、俺も最初は彩乃高校生だし、無いなぁーって、思ってたんだぜ？でも、好きになってた。ずっと、傍に居てぇって思ったんだ。｣