ずっと約束だよ
「・・・・えっ・・・?あぁ、ぅん・・・ごめん。」

翔哉に顔を、覗きこまれ我に返ったあたしは、噛みながら答えた。

「噛み過ぎやし。あ、秀汰の事考えとったんやろぉ」

笑いながら翔哉が、言った。

「何言ってんの?違うし!」

焦りながら言い返す自分に、ふと思う・・・・

何で、こんなに焦ってんだろぉ。付き合ってんのに。

「まぁええわ。とにかく今日7時に、俺ん家に集合やで!」

「・・・・わかったぁ・・・・」

「じゃ、あとでなぁ」

翔哉は手を振りながら、教室から出ていった。


「はぁ・・・・約束はしたものの、明日学校だしあんま行きたくないかもぉ・・・」

「何溜め息なんか、ついてんだよ。」

「えっ?」

ボソボソと呟きながら、家を出ると、家の前にはポケットに、手をつっこんでいる、秀汰が立っていた。

「な、何で居んの?」

「何でって酷くね?迎えに来たんじゃん?」

「ごめんごめん。カレカノだもんね」

何言ってんだろ・・・あたし・・・

「大丈夫かよ。・・・・んじゃ、行くか。」

手を優しく引っ張られ、バランスを崩しながらも着いていく。

車に乗り、翔哉ん家に向かう・・・・・

「集まんの、久しぶりだよなぁ」

「そ、そうだね。」
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