愛して？センセ。

「あはは、こいつ俺の彼女です…」


愛想笑いを浮かべる蓮くん。

となりのおばさんも苦笑いする。


「大丈夫なの？彼女さん…」

「ま、まぁ。気にしないでください」


あたしの腕をひぱって家に入れる。

そして凄い勢いでドアを閉める。


「愛美！恥ずかしいだろーが！」

「ご、ごめん」


あたしも内心はずかしかった。

まさか人が通るなんて、ね。


「とにかく勉強教えてほしいの！」

「金とるぞ？」

「けちー」

「嘘だよ、教えてやるから。」


にっこり微笑む蓮くん。