年下彼は手強いのです,
部活の最中に見つけられてしまい、「相談に乗ろうか?」と言ってくれた祐李を断った。
自分で決めないといけない、そう思ったから。
「登駕」
名前を口にしてみる。
それだけで、熱が帯びる。
ずっと、見てくれていたし、わたし自身も視線が自然に向く時もあった。だから。
「好き…?」
これが恋愛感情なのかさえわからない。でも登駕は『特別な存在』であるということは間違いない。
こんな曖昧な気持ちに登駕は応えてくれるのかな?
こんな壊れてしまいそうな想いをわかってくれるのかな。