年下彼は手強いのです,


「やっぱり笑ったのが一番だな!」


ニカッと笑う輝くんがやっぱり好きなんだよなぁと自覚した。


「あの~輝、目の前で口説くのやめてもらっていいですか」

「珍しくリョウタに同意」


わたし達を見てニヤニヤしているのは一緒にいるみなさん。


「ばーか、んなんじゃないよ」

「まぁ俺には千穂がいるからいいデスけど」


すると顔を赤らめたのは隣にいた長身の女バスの女子。……あれ?


「えっ…と、みなさん」

「あ。紹介するな?こちらからリョウタに啓、そして彼女の山田(千穂)と飯田」


そして俺はフリー、と輝くん冗談混じりに笑った。

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