年下彼は手強いのです,


笑顔を見るたび、
少し胸が疼くから。


気づいていたのか、
そうでないのか。


ふわふわ巡る、
まるでメランコリック。


「……さぁな」


ぼそりと口にすると、俺はまた空を見上げた。


見上げた空は青くて、なぜかとてつもなく胸がいたんだ。


< 70 / 209 >

この作品をシェア

pagetop