年下彼は手強いのです,
待ち合わせは13時。学校近くの駅に待ち合わせ。お昼からなのがありがたい。
「決まらない」
頭を悩ませる。らちが明かない、とわたしは携帯をとり、祐李に連絡をとる。
プルルル…と鳴る小さなそれに耳を当てた。
「今日の部活は3時から」と言っていたから今はまだ大丈夫だろう。起きてるかな?
「…もしもーし?」
聞き慣れた、いつもの。安心する………声。
「ゆ、ゆうり」
クローゼットを引っ掻き回しながら泣きそうだった。