heart to heart ふたりのキセキ
♪ 将来の夢
新学期早々から
いきなり現実を叩きつけられて
ボー然とする。
“進路希望調査票”を
握りしめていた。
はて?
進路って何かしら?
「ねぇ…みんな大学とか
決めてたりするの?」
知紗に聞いてみた。
「うーん。
ココ!っていうのはないけど、
なんとなくは決めてるよ」
「そ、そうなんだ…」
そりゃそうか。
一応は進学校らしい
ウチの高校だからね…。
将来は大学に行くとか
全然考えてない私が
特殊すぎるのかも。
だって…
言い訳になるかもしれないけど、
学校に通うので精一杯だったの!
「道重くんは…」
「“律”でいいって」
学校の帰り道。
前よりも距離が近くなった
“律”のとなりを歩く。
「り、律は、」
「いちいち照れんなよ!?
こっちが恥ずかしいし」
「だって慣れないんだもん」
普通に話はするけど
急に照れくさくなる。
なんか変なの。
「で、なに?」
「あ、そうそう。
進路希望書いた?」
「うん。もう出した」
「はやっ!!
そうだよねぇ~
もう決まってるもんね」
律は、もちろん医学部。
なんか焦るよ~。
いきなり現実を叩きつけられて
ボー然とする。
“進路希望調査票”を
握りしめていた。
はて?
進路って何かしら?
「ねぇ…みんな大学とか
決めてたりするの?」
知紗に聞いてみた。
「うーん。
ココ!っていうのはないけど、
なんとなくは決めてるよ」
「そ、そうなんだ…」
そりゃそうか。
一応は進学校らしい
ウチの高校だからね…。
将来は大学に行くとか
全然考えてない私が
特殊すぎるのかも。
だって…
言い訳になるかもしれないけど、
学校に通うので精一杯だったの!
「道重くんは…」
「“律”でいいって」
学校の帰り道。
前よりも距離が近くなった
“律”のとなりを歩く。
「り、律は、」
「いちいち照れんなよ!?
こっちが恥ずかしいし」
「だって慣れないんだもん」
普通に話はするけど
急に照れくさくなる。
なんか変なの。
「で、なに?」
「あ、そうそう。
進路希望書いた?」
「うん。もう出した」
「はやっ!!
そうだよねぇ~
もう決まってるもんね」
律は、もちろん医学部。
なんか焦るよ~。