heart to heart ふたりのキセキ
私のしたいことって何?
家に帰ってからも
進路希望調査票を前に
自問自答をくりかえす。
今は…
律と一緒にいたい。
でも、数年先も
一緒にいるとは限らない。
あんなにラブラブだった
彩乃とカレシが
ついこの間別れたし…。
それに、数年先、
私まだ生きてるかな?
冷静に考えると
そうなんだよね。
理系に行きたいだなんて
それこそバカみたい。
だけど……
考えはまとまらない。
結局答えが出ないまま
提出期限になってしまった。
「明日葉、まだ出せないか?」
担任の岡っちにつかまって
ヘラヘラと笑ってごまかす。
まだ空白のままだし。
「仕方ないなー…
来週まで待ってやるから
ちゃんと考えてきなさい」
「すみません」
「せっかく病気も治ったんだし
明日葉の成績なら近くの
国公立もいいんじゃないか?」
「…はぁ…」
病気は良くなったけど、
治ってはないんですけどね。
そんな訂正も面倒だし
聞き流しておいた。
「道重は医学部って
書いてたけどなぁ~」
付き合ってるのバレてるし。
っていうか、
そんなのバラしていいの?
「城東医大だと厳しいから
近くの北見大はどうかって
勧めたんだけど」
「じょうとう!?」
城東医大って…
私のかかりつけだし!?
家に帰ってからも
進路希望調査票を前に
自問自答をくりかえす。
今は…
律と一緒にいたい。
でも、数年先も
一緒にいるとは限らない。
あんなにラブラブだった
彩乃とカレシが
ついこの間別れたし…。
それに、数年先、
私まだ生きてるかな?
冷静に考えると
そうなんだよね。
理系に行きたいだなんて
それこそバカみたい。
だけど……
考えはまとまらない。
結局答えが出ないまま
提出期限になってしまった。
「明日葉、まだ出せないか?」
担任の岡っちにつかまって
ヘラヘラと笑ってごまかす。
まだ空白のままだし。
「仕方ないなー…
来週まで待ってやるから
ちゃんと考えてきなさい」
「すみません」
「せっかく病気も治ったんだし
明日葉の成績なら近くの
国公立もいいんじゃないか?」
「…はぁ…」
病気は良くなったけど、
治ってはないんですけどね。
そんな訂正も面倒だし
聞き流しておいた。
「道重は医学部って
書いてたけどなぁ~」
付き合ってるのバレてるし。
っていうか、
そんなのバラしていいの?
「城東医大だと厳しいから
近くの北見大はどうかって
勧めたんだけど」
「じょうとう!?」
城東医大って…
私のかかりつけだし!?