heart to heart ふたりのキセキ
モニターのアラーム音が
救急処置室に鳴り響く。
「柚希ちゃん!大丈夫よー。
病院着いたからね!」
そのセリフとは裏腹に、
看護師さんたちが
慌ただしく動き回る。
「不整脈が出てるね。
止める薬使うからね。
右腕に点滴とるよー」
「…くるしい…っ」
「そうだよね、苦しいよね」
そうやって言うけれど、
田原先生になんて
絶対わからない。
実際なってみなきゃ
わかんないよ。
「ルート取れたかー?
アデホス用意して」
点滴の針の痛みなんて
全然気にならないくらいの苦しさ。
「ちょっと胸のあたり
気持ち悪いかもしれないけど、
すぐ治まるからね」
先生が透明な薬を
注射器で押していく。
その瞬間。
…なんか…熱い……!!
「…っ吐きそっ…」
「大丈夫、大丈夫。
すぐ終わるからねー」
「…いやだぁ!!はなしてっ!!」
「柚希ちゃん、じっとしててー」
軽くパニック起こす。
わけがわからない。
吐き気。
頭の芯が痛い。
なんで私だけ
こんな思い
しなきゃなんないの?
…神様は意地悪だ。
救急処置室に鳴り響く。
「柚希ちゃん!大丈夫よー。
病院着いたからね!」
そのセリフとは裏腹に、
看護師さんたちが
慌ただしく動き回る。
「不整脈が出てるね。
止める薬使うからね。
右腕に点滴とるよー」
「…くるしい…っ」
「そうだよね、苦しいよね」
そうやって言うけれど、
田原先生になんて
絶対わからない。
実際なってみなきゃ
わかんないよ。
「ルート取れたかー?
アデホス用意して」
点滴の針の痛みなんて
全然気にならないくらいの苦しさ。
「ちょっと胸のあたり
気持ち悪いかもしれないけど、
すぐ治まるからね」
先生が透明な薬を
注射器で押していく。
その瞬間。
…なんか…熱い……!!
「…っ吐きそっ…」
「大丈夫、大丈夫。
すぐ終わるからねー」
「…いやだぁ!!はなしてっ!!」
「柚希ちゃん、じっとしててー」
軽くパニック起こす。
わけがわからない。
吐き気。
頭の芯が痛い。
なんで私だけ
こんな思い
しなきゃなんないの?
…神様は意地悪だ。