ユメみる夢みる僕のキセキ
第1部終幕「すべておわり・・・」
あれ……?
俺は何をしていたんだっけ?
朝、起きて。優実の浴衣姿を褒めて……
一緒に祭りに行って。文歌の馬鹿な神輿に大恥をかかされて……
優実と手をつないで一緒に笑って……
祭りが終わるのが切なくて……そして―――っ!?
「うあぁああぁ!」
意識が戻って来るのを感じながら、曖昧な煙のような記憶をかき集めていた俺は――全てを一気に思い出し、目を開けた。