ユメみる夢みる僕のキセキ
第1章「二度目の絶望」




 願い続けていた……
 目を開くと、そこには茶色い天井が見えて……
 おはよう、雫。と、母さんが言ってくれて……
 学校行こうっ、雫。って俺の手を引っ張ってくれる女の子がいる、あの場所を。

「……なんで……白いんだよッ!!」

 でも、目を開くと、そこには真っ白な天井が広がる。

「……おはよう……」

 その言葉は、ただ部屋に響くだけ……
 やっぱり、これは夢じゃないんだ……

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