ユメみる夢みる僕のキセキ
「どうすんだお前! 何か、ヤバい事になってきたぞ!」
「し、知らないわよ! アンタが何とかしなさいよ!」
そうやって文歌と揉めてる間にも、急救隊員の連中が倒れた人間を探して騒ぎ出している。
だが、その数秒後、状況は一変した。
「おい、ちょっとアレ―――っ!?」
無論、悪い方にだけれど。
爆音をまき散らし近づいてくる、よく見覚えのある車。
それが……
「救急車に突っ込んだぁあ―――っ!?」
神社の前に止まっていた救急車に止まりきれず突っ込み、半開きになっていた救急車のドアは吹き飛び、原型が半分無くなった。
さっきまで俺を探して騒いでいた急救隊員たちは完全に状況が理解できないようで、その場に唖然と立ち尽くし、もう多分二度と動かないであろう自分たちの乗って来た物をみてかたまっている。
そんな中、同じく前半分がペチャンコになっている犯人側の車から……
「雫ちゃぁぁん、ママの雫ちゃぁぁぁああん――どこよぉぉおぉおおおお! ママよぉぉおおお!」
変形して開かないドアをぶっ飛ばし、目から赤い涙を流して……
母さんが出てきた。
それだけじゃない……
祭りの一か所で何やら、人波がドミノ倒しのように倒れていく部分が見える……
「雫――っ! パパだよっーーーっ! 私が来たからにはもう大丈夫………っ邪魔だ、道開けろ!」
やっぱ、父さんだった。
なんか、目の前に居る人間、皆殴って人波を進んでいる。
……さすがは達人夫婦。やる事が違う。
「し、知らないわよ! アンタが何とかしなさいよ!」
そうやって文歌と揉めてる間にも、急救隊員の連中が倒れた人間を探して騒ぎ出している。
だが、その数秒後、状況は一変した。
「おい、ちょっとアレ―――っ!?」
無論、悪い方にだけれど。
爆音をまき散らし近づいてくる、よく見覚えのある車。
それが……
「救急車に突っ込んだぁあ―――っ!?」
神社の前に止まっていた救急車に止まりきれず突っ込み、半開きになっていた救急車のドアは吹き飛び、原型が半分無くなった。
さっきまで俺を探して騒いでいた急救隊員たちは完全に状況が理解できないようで、その場に唖然と立ち尽くし、もう多分二度と動かないであろう自分たちの乗って来た物をみてかたまっている。
そんな中、同じく前半分がペチャンコになっている犯人側の車から……
「雫ちゃぁぁん、ママの雫ちゃぁぁぁああん――どこよぉぉおぉおおおお! ママよぉぉおおお!」
変形して開かないドアをぶっ飛ばし、目から赤い涙を流して……
母さんが出てきた。
それだけじゃない……
祭りの一か所で何やら、人波がドミノ倒しのように倒れていく部分が見える……
「雫――っ! パパだよっーーーっ! 私が来たからにはもう大丈夫………っ邪魔だ、道開けろ!」
やっぱ、父さんだった。
なんか、目の前に居る人間、皆殴って人波を進んでいる。
……さすがは達人夫婦。やる事が違う。