ユメみる夢みる僕のキセキ
朝っていうか昼。
起きてすぐに災難に巻き込まれた俺のテンションはガタ下がりだ。
「あらー、良いじゃない。もうすぐ冬休みなんだから、もう学校なんて行かないで家に居なさいな」
もう何度目だろう、母さんにこうやって頭を撫でられるのは。
俺は母さんに頭を撫でられるのが好きだ。
子供みたいで、普通の奴なら高校生にもなって何するんだって怒るかもしれないけど……
幼かった時に母さんが居なくなってしまって寂しかった俺にとっては、優しくて温かい母さんの手に頭を撫でられる事が……
とても心地よく感じて落ち着くんだ。
けれど……
「冬休みまで、あと3ヵ月くらいあるんだけど、母さん」
「「「大丈夫、大丈夫!」」」
「なんで、全員で言うんだよ!?」
俺以外の皆は休む事に、大賛成のようだ。
……でも……だからと言って……
「母さん、それ親の言うセリフじゃねーよ!?」
「あら、いいのよー。ママとしては~、雫が側に居てくれるなら成績落ちようが留年しようが構いはしないわぁー」
本音が出やがったな……。
起きてすぐに災難に巻き込まれた俺のテンションはガタ下がりだ。
「あらー、良いじゃない。もうすぐ冬休みなんだから、もう学校なんて行かないで家に居なさいな」
もう何度目だろう、母さんにこうやって頭を撫でられるのは。
俺は母さんに頭を撫でられるのが好きだ。
子供みたいで、普通の奴なら高校生にもなって何するんだって怒るかもしれないけど……
幼かった時に母さんが居なくなってしまって寂しかった俺にとっては、優しくて温かい母さんの手に頭を撫でられる事が……
とても心地よく感じて落ち着くんだ。
けれど……
「冬休みまで、あと3ヵ月くらいあるんだけど、母さん」
「「「大丈夫、大丈夫!」」」
「なんで、全員で言うんだよ!?」
俺以外の皆は休む事に、大賛成のようだ。
……でも……だからと言って……
「母さん、それ親の言うセリフじゃねーよ!?」
「あら、いいのよー。ママとしては~、雫が側に居てくれるなら成績落ちようが留年しようが構いはしないわぁー」
本音が出やがったな……。