ユメみる夢みる僕のキセキ
「……息子の将来とか心配じゃ無いのか?」
別に、俺も学校に意味など感じた事はない。
前に、文歌と優実も言っていた。
数学や社会、理科、学校で教えてくれるものは殆ど将来に何の役にも立たないって。
……俺もそう思う。
だけど、必要が無くとも、やらなくてはいけない。
進学の事、就職の事、周りからの評価の為。
使えなくても、しなければいけない。
きっと誰だってそうだ。
何の役にも立たなくても、やらなければならないからやるんだ。
……特に、親の居なかった俺にとっては、それは絶対に必要なものだった。
そんな思いで言った俺の言葉を、母さんは悲しそうな顔で返した。
「雫。……雫は何時の為に生きているの?」
「え……それは…」
将来? 未来? 幸せになる為?
何を考えるんだ俺は……?
同じ毎日の繰り返しに絶望して、ただ何も望まずに生きてきた。
これ以上、誰とも繋がりを持ちたく無くて孤独を望んだ。
そんな俺が……先の事を考えてるなんて……
俺は……何がしたいんだ?
そんな事をしたって、幸せな明日なんて来るのか?
別に、俺も学校に意味など感じた事はない。
前に、文歌と優実も言っていた。
数学や社会、理科、学校で教えてくれるものは殆ど将来に何の役にも立たないって。
……俺もそう思う。
だけど、必要が無くとも、やらなくてはいけない。
進学の事、就職の事、周りからの評価の為。
使えなくても、しなければいけない。
きっと誰だってそうだ。
何の役にも立たなくても、やらなければならないからやるんだ。
……特に、親の居なかった俺にとっては、それは絶対に必要なものだった。
そんな思いで言った俺の言葉を、母さんは悲しそうな顔で返した。
「雫。……雫は何時の為に生きているの?」
「え……それは…」
将来? 未来? 幸せになる為?
何を考えるんだ俺は……?
同じ毎日の繰り返しに絶望して、ただ何も望まずに生きてきた。
これ以上、誰とも繋がりを持ちたく無くて孤独を望んだ。
そんな俺が……先の事を考えてるなんて……
俺は……何がしたいんだ?
そんな事をしたって、幸せな明日なんて来るのか?