ユメみる夢みる僕のキセキ
朝、気が付くと、俺はベットで寝ていた。
でもって起きた瞬間から、優実に怒られた。
昨夜、俺はあの泉の前で眠り、それ以降、何をしてもまったく起きずに、仕方なく優実は必死に俺を引っ張ってこの別荘に戻り、俺を部屋に戻してくれたらしい。
「悪かった……」
「も~っ、本当に大変だったんだよぉ~~!」
優実はまた顔を膨らませて俺に怒っている。
「なあ、優実?」
「なに?」
「俺、お前に夢で見た女の子の話したか?」
――どっからが夢なんだ?
気になって聞いたその質問は……