ユメみる夢みる僕のキセキ
「そうだ、文歌」

「え、なによ?」

「ちょっと、聞きたい事がある」

 文歌は俺と優実の共通の友達だ。
 だったら、きっと、優美が持つ、俺のイメージを知っているはずだ。

「なあ、俺って、優美にとってどんな存在なんだ?」

「……なんでそんな事、聞くの?」

「え?」

 どうしたんだ、俺は何か変な事を聞いたのか?
 文歌は少し、怒ったように俺を睨んだ。
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