promise ~夏の約束~


そこには騒つく空間と共に、翔に後ろから抱き締められる雪姫の姿があった。



「…俺たち付き合うことになったから♪」



当然のように言う翔の横で否定しない雪姫。



「…翔!あんたっ…!」



ゆかりが怒鳴るが翔の耳には届かない。



周りは翔の行動に驚き、雪姫は呆然と下を見つめる。



「…翔、本当なのか?」



俺が呟くと翔が俺の存在に気付いたのか



近づいて耳元で囁いた。






「…悪ぃな。」







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